もう何よりも、足音周りの演出が素晴らしい。
足音だけで私達がドキッとしたり、怒ってるんだなー、とか色々感じるんだということ再認識した。
ダイゴはこれから役者のお仕事きそう。ちょっとあざとい役柄だけど素晴らしかった。
ラストは意外で、最後の方のトラックの雨のシーンは刺激的だった。
良くも悪くも、気が触れたとしか思えない長澤まさみの演技。
フィアットを押しながら自白するシーンはかなり笑った。
以下酷評します。
結果的に不要だった捜索パート。何を見せられていたのか。徒労感。退屈。
その結果として浮かび上がった事実に登場人物がなんの落とし前もつけていない。
ある事実を最後長澤まさみが告白するシーンは感動というより戦慄。
感動っぽさの押し付けに感じた。
嘘も過去も全部含めて人を愛していくというメッセージが、結果的に私のことを愛してくれてたっぽいしオッケーて、、、。
コメディまわりの演出も非常にキツイし、川栄はいい演技してたけど話を進めるためにしかいなかった。
長澤まさみが島から帰ってきたシーンで高橋一生の髭がツルツルなのは、
川栄が看病してたというホラー展開の伏線でなくてただのミスなのだと思うし、シリアスっぽくしてるがほんとに緩い。
8年ぶりに人が入った家があんなキレイじゃないでしょ、、、、とか野暮なツッコミ入れたくなる。
震災の描写も、演出としては関心したが、そもそも取り扱う意味もなくて不快だった。
もっと良くなりそうなのに残念。