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嘘を愛する女のmのレビュー・感想・評価

嘘を愛する女(2018年製作の映画)
3.7
あまりあらすじ読まずにミステリチックな映画かと思って見たらそうでもなかった。ストーリーはちょっとうまくいきすぎと感じる部分があったり、あれ?となるところもあったけど、評価が微妙な割に良かったと思う。
由加利に対する桔平の心情がもう少し分かる描写があっても良かったな〜と思う。意識不明という立場上、そうすると説明的になりすぎる可能性もあるし、それがないからこその不思議さ、不気味さもあるのだけど。
でも、少なくとも高橋一生が好きな方は映画館で見て損しないと思います(笑)

初音映莉子が出てるのは知らなかった。育児に疲れて壊れたお母さんのただならぬ雰囲気が出ていて上手かった。雨の夜のシーンは二人とも熱演で良かったな〜。。
もし初音映莉子をこの作品で知ったら結構強烈なインパクトがあったかも。めっちゃ怖かった。
あと良い味出してたDAIGOは最初喋るまで気づかなかった(笑)

(以下ネタバレ)















小説が由加利との理想の家族のストーリーだったことが分かるシーンは、それまでに出ていた回想のシーンとつながって心が震えた。。
終盤長回しの長澤まさみの演技はさすがだった。
これで最後桔平が目を覚ましてハッピーエンドだったらちょっと安易だよな〜とか思ってたらあのラスト。あのタイミングで終わるのはどう解釈したらいいんでしょう?すっきりしない感じも残るけど、安易に見えないギリギリのタイミングで余白を残して終わるのは良いと思う。
あんなに頑張って桔平が誰か分かったのに、やっと目を覚ましたら桔平が由加利を誰だか分からない…的な展開だといちばん残酷だなとか色々想像した。
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