きえ

嘘を愛する女のきえのレビュー・感想・評価

嘘を愛する女(2018年製作の映画)
3.0
1個前のレビューに続いて不純な動機(高橋一生)で見た映画。かと言ってファンと言えるものではなく、ちゃんとお芝居見たのはほぼお初と言う矛盾(笑)

さてお話はと言うと、実話をベースにしてると言うから驚き!愛した男の素性が全て嘘だった… 俄かに信じがたい話だけどSNS時代の今であれば十分ある事かも。とは言え一緒に暮らしているのに騙し通せるのは稀中の稀。

そこで改めて思ったのは、目の前の人間を何を持って信じるのか?そして愛の感情は何を見て何を思ってどう生まれるのか?と言う事。

結果的に全て嘘だったとしても出会った時に惹かれる部分があったのなら、嘘だと分かっても100パーセント嫌いにはなれないだろう。騙された‼︎って憎悪嫌悪するのか、正体を知りたい、素性を偽った理由を知りたいと思うのか、そのどっちに転ぶかでその人の何を好きでいたのかが分かるのかもしれない。そして正体を知ってしまっても変わらず愛する事は出来るのだろうか?もし出来ないとすれば人は人の何を好きでいるのだろうか?そして私だったらどうするのだろうか?

それを試されるのが長澤まさみさん演じる主人公由加利。この物語は男女双方の愛の感情を描く恋愛映画ではなく、一人称な恋愛映画。由加利の持つ愛の概念が嘘を謎解いて行く中で変化を遂げる物語とでも言おうか… 単純に成長物語とでも言おうか…

その謎解きのパーツは、由加利から捜査を依頼された吉田鋼太郎さん演じる私立探偵との探偵物語に変わる。これが見ててなかなかのストレスなのだけど、その原因は感情的で我儘で独善的な由加利のキャラクター。加えて、、、長澤まさみさんのファンの方がいらしたらとても言い辛いのですが、彼女のお芝居がどうもダメでした。勘に触ると言うか…。キャラクターがそうなのだからと分かってはいても、過剰なまでに騒々しい芝居が邪魔に思えて、特にラストの病室のシーンは一番の見せ場にも関わらず、騒々しい独りよがりな独白に終始していて感情移入できずに気持ちが引いてしまった。辛口ですみません。

そして謎解きの末に辿り着いた真実が、うーん、ちょっと微妙で、もっと言うとそれが原因で素性を偽って生きて来た事に全く頷けなくて… その辺り高橋一生さんのキャラクター描写がもう少し深くあれば違ったのかなと。

この作品で意外にも光っていたのはDAIGOさん。俳優としての姿を初めて見たけど、役柄が見事にハマってた。そして吉田鋼太郎さんの存在にも救われた。川栄李奈さんに至っては必要な登場人物?って思ったけどアクションも熟せる事が十分分かった。

そして最後に、
高橋一生さんが元フィギュア選手の村主章枝さんに見えて仕方なかった(^^;;