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嘘を愛する女の821のネタバレレビュー・内容・結末

嘘を愛する女(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが一転二転するので、割と楽しんで見れました。鑑賞側として、続きが気になる感じがずっと続くので、飽きずに見ることができました。

ただ、見終わって思い返してみると、ドラマチックなストーリーの変換点でごまかしながら無理矢理強引に話を進めてる感が強くて、よくよく考えてみたら腑に落ちないな?と感じてしまう。

桔平さん、由加利に本当のことを言い出せず、最初についた小さな嘘がどんどん大きくなって…って感じで、結局は心に傷を負った気弱で可哀想な人だったんだけど、それにしては、身分証や社員証?偽造したり、念の入れ方が悪どいで。
鑑賞側をミスリードさせようとして、結果として桔平さんの人間性、ブレブレになってる。

あとは、桔平さんは5年間一体何をしてたんやとか、出会い系ってホンマやったんかとか、調査費のこととか…(あれだけ何度も言及されてたのに…) 広島県警が急に出てきたのもなんか…。そうなると、県警に捜索願を出した人がいただろうにねえ…。由加利の仕事も。灯台の缶も、なんかこじつけ感がありすぎないか?謎解きミステリーにすべく、結果としてコンテキスト的に浮いたヒントで誘導された感じ。結局あの玩具はなんだったんだろう。
深く考えないようにします。

本筋とはあんま関係ないけど印象に残ってるのは、由加利が寝坊をして社長プレゼンに遅れたシーン。「プレスリリースは私にしかできないので」と言い張る由加利に対して上司の「おまえ、勘違いしていないか?」。会社にとって、ウーマンオブザイヤーに選出されていようとも、結局由加利は完全に会社の駒でしかなく。会社のイメージアップにつながる広告塔は、由加利のような「バリキャリ風の若い女性」が務めていれば、取り替えが簡単に効くということ。会社にとって価値があったのは、由加利自身ではなく、彼女の「属性」。結構グッサリきましたね。このシーン。

調査員の人DAIGOやったのエンドロールで気付きました。全然分からんかった。
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