FREDDY

女々演のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

女々演(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

文化祭直前に人気部員が辞めてしまった演劇部で、残された4人の女子高生たちの本音や嘘がぶつかり合うさまを描いた青春ドラマ作品ということで。何の予備知識もなく、「女々演」というタイトルに惹かれて何となしに視聴をはじめてみたのだが、暇つぶし程度になればと思っていたものが意外にも面白い作品だったので得した気持ちになりましたし、本庄沙彩を演じた福原遥をはじめとしたキャスト陣も少々演技が大味な部分はあるものの、魅力的に感じたことに間違いはないですし、黒田を演じた秋山竜次や養護教諭を演じた伊藤修子、購買のおじさんを演じた橋爪功などの個性的な面々も味があり、キャストに関しては申し分はないですね。とくに中原胡桃を演じた小野花梨は個人的に好きな女優のひとりなので、彼女の演技が見れただけでも観る価値は大いにありました。そして、高校最後の文化祭3日前に演劇部の絶対的ヒロインが退部したことに戸惑いを隠せずにいる、本庄沙彩をはじめとした女4人、男1人の残された部員らを軸に描かれる物語はとても面白く、絶対的ヒロインを失った演劇部がスクールカーストの下位にいることを各々が認識してからの彼女らが織り成す青春ドラマは最後まで目が離せなくなるほどで、"思春期あるある"に共感や懐かしさを覚えるとともに彼女らの友情には心を揺さぶられましたし、まさに"青春映画"ですね。とても面白い作品だと思いますし、オススメしたい一作ですね。
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