TomoHojo

永遠のジャンゴのTomoHojoのレビュー・感想・評価

永遠のジャンゴ(2017年製作の映画)
3.7
毎年溢れ出す湯水の様にリリースされるナチス物。しかも、ベルリン国際映画祭のオープニング作品ときている。

今回はホロコースト物では無く、ジャンゴという実存したある凄腕ジャズギタリストを主役に配した、彼のルーツであるジプシーへの迫害と彼自身の逃亡生活をメインとしたストーリー構成。決して彼の音楽的側面を中心とした伝記ものでは無い。

演出も構成も淡白過ぎる感も否めないし、中だるみもするが、どんな困難な状況でも、ギター一本で立ち向かう姿勢に、そんな時だからこそ、音楽の大事さと意義を見せしめる演出は良かった。

最初はジプシーだからこそ、戦争には無関心な姿勢が垣間見れるジャンゴだが、次第にその厳しい荒波に巻き込まれていく様は戦争の恐ろしさと理不尽さを見せつけられているようで憤りを感じてしまったのも事実。

そんな中流れるジャンゴの醸し出す音に救われる。。。