ずーやん

アイスと雨音のずーやんのレビュー・感想・評価

アイスと雨音(2017年製作の映画)
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その一瞬の感情が、74分一発撮りによって熱量そのまま保存された。とにかくエネルギーがものすごい。現実と虚構の境界線が曖昧で、大人なのかこどもなのか曖昧な年頃の俳優さんたちそのものだった。語るのは彼らの代弁者であるMOROHA。個人的には彼の歌い方は不可思議/wonderboyを思い出して胸が熱くなる。

映画と演劇の最大の違いは作品が視点を能動的に提供するか否かということは前々から考えていたけど、今回の作品はそこも曖昧に作られてて、映画なのに視点を探している自分がいて興味深かった。
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