私は全然ダメでした。
レビューに「74分ワンカット」と書いてる人多いけど、手法は物語を強くするための一つだからそんなに全面に出る必要はないと思う。
松居監督のはハァハァ以来二つ目だけど、いいなぁと感じるところもあるけど、なんか結局叫んでる演出とか多くて、しんどいというか舞台ぽい感情表現の誇張にどうも気持ちが乗っからない時がある。
巻き込まれるような演出であったフェイクドキュメンタリーに最後まで入って行けなくて、森田さんの役も全然好きと思えなかった。
時間経過を手書き風でタイトルだしするのもちょっとダサい。
お芝居の中で見せる方法なかったのか。
青春映画ってなんでこう、走る、叫ぶ、ケンカする、泣く、のオンパレードなんだろう。
私の性格なのか好みなのか、リリィシュシュのように空気があって、たとえ叫ばなくとも伝わる、あの頃の繊細でビリビリしていてプツンと行きそうなギリギリの美しさを描くのがきっと好きです。