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恋と嘘のJINのレビュー・感想・評価

恋と嘘(2017年製作の映画)
3.0
原作マンガは知らないけど、アニメは観てたので、この映画を観た時に、え?何コレ?違う!こんなん違う!と愕然。
政府通知という設定だけ残して話は全くの別モノ。
主人公も女性になってるし…。
どうもアナザーストーリーとして作られたようで、期待してた感じとまるで違った。
ヒロインに森川葵、その相手が北村匠海と佐藤寛太というイケメンなので、作品の内容はもう女性向け。

『恋と嘘』の醍醐味は超・少子化対策基本法が施行された自由恋愛禁止の管理社会システムの中で、遺伝子情報による政府通知の最良の相手か、自分が本当に好きになった相手か、どちらが真の運命の相手かで葛藤する部分。
ところが、この実写映画ときたらベタな少女マンガみたいなストーリーを展開してるだけ…。
政府通知というお上のゴリ押し感が全然出てないせいで、ただの優柔不断な三角関係のラブストーリーに成り下がってるので勿体ない。
おかげで原作のあのお互いの唾液が糸を引くぐらいねっとりしたベロチューの狂おしさみたいな刺激も全く無い(笑)
男目線で観るといろいろ違和感があって、随分都合の良い、ものわかりの良すぎる人達ばかり。
ことごとく残念。
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