Naoya

顔のない眼のNaoyaのレビュー・感想・評価

顔のない眼(1959年製作の映画)
2.4
交通事故で顔の皮膚が滅茶苦茶になってしまった娘の顔に、医者である父が、誘拐して殺した若い女性の顔の皮膚を移植する、怪奇スリラー作。スリラーながら大味にはならず、作り込みのあるシーンがある内容。特に手術シーンは短いが生々しさがある。医者であるがゆえの、移植に対する目線、移植後の経過を辿る場面は映画としてはリアリティがある。物語として起承転結あり、結末の余韻は印象的。モノクロだからこそ過激さはなく、美しく感じるシーンが多く、移植前の、マスクを被った娘の顔がとても映える。邦題も本作をよく表しています。(DVD)
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