「美」と「醜」、「正」と「異」
その境界なんて元々なかった。
口に肛門がある女
顔の皮膚がただれた女
目がない女
手足の短い女
足を切り落としたくてたまらない男
そんな人と違う見た目に悩む人々と
彼女らを取り巻く普通のふりをした人々を描いたヒューマンドラマです。
自分の普通は自分で決める、そんな決意を込めた彼女の走りに胸を打たれました。
パステルピンクと紫で統一された
絵本のような世界観が美しく、
衝撃的なビジュアルと普遍的な問いかけが記憶に残る映画です。
こういう映画は時間が経っても思い出してしまうんだろうな。