観たよ
パステルカラーで統一された世界観の中で描かれる、その統一された世界には正直不釣り合いな奇形の登場人物達が織り成す、美しくなくでもとても美しい群像劇
お尻の穴と口が逆さまのサマンサ、目の無いローラ、溶けた様に変形した顔を持つアナ
主軸となる人物達のビジュアルがインパクト大（ローラ役はスペインホラーのQueenマカレナ姉さん）
ですが健常者も負けじと強烈キャラで画面が色々と大渋滞を引き起こしています😂
"外見に捉われそれだけしか見えていない事こそが病気"
"美しさが持つ固定概念が全てを支配してしまう世の中"
等様々なメッセージが受け取れ、ファンシーでグロテスクな見た目とは裏腹にとても社会派な作品でした
ストーリーが進むに連れ、人と違うからとその存在を軽視したり、親が子を恥としたり、それこそその人の表面（皮膚）だけしか見ていなかったり…健常者の方が寧ろ浅はかで醜悪な者に感じられます
ラストがとてもハートフルで、自分らしく生きる事の意味を改めて問い正す様な前向きな着地で少しホッとしました。
何より監督が若くて超絶イケメン（賢くセンス有りのハイスペ）なのが本作1番の皮肉とちゃうんかな😂？？
