腎臓売買女

スキン~あなたに触らせて~の腎臓売買女のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

パスカラーピンクとパステルパープルの淡い色が登場人物達の心の闇と対照的で可愛らしい。

人は自分と違うものを差別し、突き放してしまう。チキンスープを出した太った彼女はお尻顔の少女を笑って侮蔑するが、最後には「チキンスープあります」と、目の見えない彼女と触れ合うことで少しずつ変わっていく。
差別をしない人間は居ないし、人は必ずどこかで差別する心がある。太った彼女のように間違ったことをすれば少しずつでもいいから変わっていきたい。

お尻顔の子は人魚になりたい男の子を轢き逃げした事実は変わらない。自分の顔を心配して呼べなかったんだろうな、だが、彼はこれから人魚として生きられたかも。いや、人魚になりたいってよりか、本当は父親にただ会って見たかっただけかも。

そして父親が小児性愛者なのはキツイ
11歳の目のない女の子に(生きる術が無かったとはいえ)性的なことをされるのは、う〜〜〜ん………(本人も悩んでるからあんなに焦ってるんだろう)

どこで線を引くか、すべてを受け入れられるか?少し後を引く映画だった。
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