このレビューはネタバレを含みます
1973年夏の金大中拉致事件のことは、当時の報道を覚えている。
かなり事実に忠実に映画化されているようだ。
阪本監督によると、なんと金大中本人はこの映画を見て「ほとんどこのとおりでしょう」とコメントしたという。
また、佐藤浩市が演じた主人公の富田満洲男役にはモデルがおり、今も興信所で働いていると、阪本監督は付け加えたそうだ。
よく映画化できたなぁ…と思ったら、やはり韓国では公開2週間ほどで上映中止になったそうだ。
日韓関係、日米関係、自衛隊、憲法九条…等など、いろいろ考えさせられる作品だ。