「KT」に投稿された感想・評価

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 金大中事件をモチーフにした映画で、暑苦しい映像に渋い役者さんたちの熱演の130分みっちりで見ていて疲れる映画でした。

 冒頭に字幕で金大中や朴正煕大統領との戦いの説明があるだけで、昭和48年当時の情勢なんかの下地がないとよくわからない人がよくわからないことをしているようになってしまっていて、序盤の北朝鮮の工作員のくだりだったり過去に拷問を受けたヒロインとのくだりなんかが果たして必要だったのかと思いました。金大中の交通事故に見せかけた暗殺未遂なんかも見てて一体なんだったのかわからなかったです。
 それに主人公の自衛官がKCIAに協力するまでが無理やりすぎて、何故協力するのかがわからなかったです。「軍人は戦うものだ」というのだけではちょっとわからなかったです。
 金大中に取材する新聞記者、ハングルが喋れないボディーガード、主人公の部下だったり、KCIAの内通者など結構な時間をかけてるわりにはそんなに意味を感じることができなかったのが痛いです。

 日本を舞台にした韓国人同士の抗争をテンポよく見せて行って、拉致のむずかしさなり大統領側の妨害なり日本やアメリカの考えだったりが描かれれば面白いと思いました。
 主人公とKCIAの男の友情なり、ヒロインとの悲恋だったりが深く描かれれば切ない映画になりそうで残念でした。
戦犯は音楽監修を担当した布袋寅泰。

筒井道隆、いい俳優だな〜。あの刑事のおっちゃんが筒井に韓国語で放った「自分の国の言葉も喋れないのか」という台詞に彼は泣き出してしまう。アイデンティティの揺らぎの危うさ、ぼくも少しは自覚的になれるだろうか。もちろん本筋は政治事件譚なのだが、周縁である在日というマイノリティの扱い方のがグッときた。
荒井ハルピコ被害者の会
haou

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3.0
難しい。
深い。
MiYA

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2.5
金大中事件のことは歴史上の出来事という認識しかないですが、人に国に来て勝手に要人を拉致するなんて、すごい時代のすごい話だなと。居場所の見つけられない孤独な日本人が協力したという設定も興味深いです。まぁでもいかんせん映画として暗い。暗すぎます。
YukiDan

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2.8

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・布袋寅泰
・満州男
中本

中本の感想・評価

3.4
この映画で金大中拉致事件について知った若かりし頃を思い出しながらDVDで見直したら特典映像があった。嬉しい。阪本順治は自分のことを作家と言っていた。
G

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4.2
阪本順治が新作を期待されていた頃の作品。日本でこういう政治サスペンスをちゃんと作れていたということに驚く。阪本順治も頑張ってたんやな…不必要にカットを割らないという意志が伝わってきていい。
100点の映画ではないけど十分楽しめるし事件そのものも今振り返るべき部分も多いので見てよかった。しかしとにかく劇伴がダサい。
なんかよくわからなかった。
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