【2002年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
『顔』阪本順治監督作品。1973年に起こった金大中拉致事件を題材にした政治サスペンス。ベルリン映画祭コンペティション部門に出品され、国内の映画賞で…
戦後史の暗部、金大中拉致事件をもとに映画化。注意が必要なのは、事実と近いところもあるものの創作だということ。こういうポリティカルフィクションは好きだが、概して後味は悪い。警視庁の公安警察や内調、公安…
>>続きを読む実際に日本で起きた韓国の金大中氏、拉致誘拐失踪事件をモチーフにした骨太なサスペンス作品。
阪本順治監督、おハコの硬派なシリアス作品、痺れましたネ。
佐藤浩市が良い。
韓国KCIA員との次第に結ば…
中薗英助の小説「拉致-知られざる金大中事件」(2002年 新潮文庫)を原作に、1973年に実際に起こった金大中拉致事件の真実に迫ったポリティカル・サスペンス。
先日観た映画「キングメーカー 大統領…
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
金大中誘拐事件のお話。
日本が舞台で実際にあった事件と思うとなかなか興味深いものでした。
原田芳雄さんの存在感がたまらなく良くて佐藤浩市さんも役のキャラにしか見えなかったのが贅沢…
*キングメーカー公開記念・過去作レビュー
1973年。ときの韓国大統領・朴正煕にとって脅威となったのは、大統領選対立候補、金大中だった。金は統一の前に民主化を訴える政治家で、朴の弾圧から逃れ日米…
北朝鮮、日本と仇敵の多い韓国が、さらに内部分裂していた時代の史実を物語化している。
軍事政権当時のやり口は、北朝鮮に勝るとも劣らぬ残忍さであったことが伝わってくるが、実行犯として描かれるのは立身出世…