PERSPECTIVE

ドラゴンへの道のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
4.8
ブルース・リー最初で最後の監督作。そのためか、彼の思想が最も出た作品となった。特筆すべきは二つ。一つは前作までとは違いリーはほとんど人を殺していないという点。もう一つは”地獄のヒーロー”チャック・ノリスとの死闘である。リーとノリスは劇中一切言葉を交わしていない。しかし二人はわずかなやり取りや闘いの中でお互いを理解し、認めあっているのだ。それゆえに死闘の結末はあのようなものになりえたのだろう。リーにとっての武術は、攻撃ではなく自己表現なのだ。
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