三郎丸

ドラゴンへの道の三郎丸のレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
3.3
イタリアでスープにクンフー!

本作品のブルース・リーは店の用心棒としてローマに毎度お馴染みの人民服でやってきた!(その影響から、序盤戦の空港から、おばあちゃんにしばらくメンチ切りされ、本作品一番の苦戦を強いられます)
イタリアマフィア?(風貌見るにチンピラ程度)から嫌がらせを受けている店のオーナー(ノラ・ミヤオ)をリーは得意のクンフーで助けるが、抗争は次第にエスカレートしていくという、要するにイタリアでもクンフーしたいんです!という話。

イタリアに到底似合わないクンフーの使い手が、ローマをガチャガチャ周遊するという
【ブルース・リー版ローマの休日】
本作品はコミカルなシーンが豊富(見ていてしんどいレベル)
ストーリーもありきたりな展開なので、間延びというか延びきってます!

見せ場は、コロッセオでの最後のチャック・ノリスとの決闘シーン…の前の
【ブルース・リーの準備体操】
漫画、北○の拳の主人公ケンシロウがモロに真似している、身体の至るところをポキポキ鳴らす音、肩甲骨の異様な盛り上がり…
これでカネ取れるよ!という身体の魅せ方はさすがです!
そして、チャック・ノリスも恐らく相当な使い手の筈なのですが、ブルース・リーのアクションが早すぎるため、強敵に値しないことがアクションをやればやるほどバレてます。
チャック・ノリスの方がパワーは上回るのでしょうけど、リーの技がとにかく速い!

オマケ
チャック・ノリスが道着を脱ぎ、
【凄まじい体毛】
が露になります。それを見てワタシは、思わず
「ノリス…お前…」
と言葉が出てしまったのですが、バトル中きちんとリーに体毛むしり取られます…ノリス…
戦い終わりにリーがそっとノリスに道着をかけるのは、まさか!凄まじい体毛を隠したのでは?…ノリス
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