空

愛と闘病: 自閉症の空のレビュー・感想・評価

愛と闘病: 自閉症(2012年製作の映画)
2.9
ルイセローの一般人を代表するような聞き方が辛辣にも見える
「自閉症は改善される?」
「自閉症は治るの?」
自閉症という言葉自体にもなかなか理解への壁も感じるがこうした率直な意見を言いながら作る作品もありやろうな

アメリカはやはりこういう障害者関係は日本よりははるかに進んでいるのかもしれない

マンツーマンで自閉症の子の特性や将来どんなことができるかの見極めをする学校があるというだけですごい

しかしなによりこの作品で言うてるのは自閉症の子を持つ大変さ、なのだろうな
大きな愛なんて言葉では軽々しくなるほど毎日疲弊する子供への対応は想像するだけで大変やと思う

でもそれでも「魔の2歳児がずっと続くのよ」と疲弊も嫌だと思う気持ちを素直に吐けるのもアメリカっぽい
日本だとどうしてもなんかそういうのは言っちゃいけない雰囲気みたいなのがありそう
ええと思うんだよなぁ親が疲れたって言えるの大事やと思う
ほんまに大変なんやと思うし

この作品観て思ったのはやはり日本はもっともっと自閉症に対する社会的対応について教育から考えて対策していかねばなんだろうなぁということ

知るということから始めて。
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