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わさびのAdosのレビュー・感想・評価

わさび(2016年製作の映画)
2.8
鬱病の父と暮らし進学もままならない、寿司職人になろうと思っても女性にとっては厳しい現実が待っている、たまにしか会えない母は再婚しているなど、ただでさえ高校生でなかったとしても厳しい現実を突きつけられる主人公だが、それでも懸命に生きる姿に胸を掴まれる。

岐阜県飛騨市の古い街並みがロケ地となっており、美しくも寂しい田舎の風景に、なんとも言えないもの哀しい感情が湧いてくる。

主人公である葵は、担任の先生から自己を犠牲にする様子を“アンパンマンみたいな人”と形容されていた。
ただいま鑑賞中のドラマ『真犯人フラグ』においても、芳根京子の演じる二宮瑞穂が同じような表現をされていて、役者の過去作との繋がりを感じたところ。
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