ベルサイユ製麺

わさびのベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

わさび(2016年製作の映画)
2.9
外山文治監督の短〜中編作品3作が一本のパッケージになってまして、そのうちの一本。
寿司屋の娘、山葵。大将である父はうつ病で働けなくなった。母はずっと前に離婚し出て行った。山葵は自分が店を継ぐなんて言っているが、ホントは自分、これからどうなると良いと思ってるのだろう…?

山葵役に芳根京子。自分は“べっぴんさん”を早々にリタイアしたので、この方の事をよく知りません。女子高生役なのでセーラー服を着てるのですが、何故か違和感が凄い!撮影時18か19位の筈なのにずーっと「ウソつけ!」と思ってしまった。なんでだろ?
三作品の中では1番はっきりしたストーリー仕立て。山葵のキャラクターが、ボンヤリ・ボンクラかと思えば変に達観した風でも有り、説明っぽいセリフもちょいちょい吐く。複雑なキャラクター、というより脚本に振り回されているように感じました。演技の善し悪し(なんてそもそも自分には分かりませんが!)を判断しにくい作品だと感じます。
それこそ好みの問題なのでしょうが、他の方のレビューをお読みすると今作の脚本を“良い!”と書かれている方もいれば、“…”って方も居て、自分も“…”でした。自分はまあまあリアリティ馬鹿なので、例えば渡辺あやさんみたいな、直感的な言葉や間の雰囲気の方向性だけでお話をゴールまで跳ね返しながら運んでいってしまうような作品が好きなのです。…好みの話をしました。
撮影は良い感じだと思います。誰の心にも原風景としてインプットされてそうな、なんでもない商店街の感じとか好きでしたねー。これも好みの話でした。
三作品通して感じたのですが、外山文治監督、具合の悪い人が出るお話が得意なのでしょうか?中野量太さん的な?
スコアは…2.8+2.9+3.1=2.9って感じです。少しずつ好みに近づいてはいます。きっとこういう場合は、ちゃんと追っかけた方が良いな。