Hiroe

修道士は沈黙するのHiroeのレビュー・感想・評価

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)
3.0
自殺直前に告解を受けた修道士は、告解の内容について沈黙を貫くわけですが、一方で自分が沈黙することで何を知っているか、何を知らないのかを相手に勝手に推測させ、その沈黙によって相手を動かすのです。沈黙はあくまで沈黙なのですが、何よりも雄弁なのが面白い。また、相手や場面によってイタリア語、フランス語、英語と言語が変わるコミュニケーションは、それぞれにそれぞれの特徴があるようにも思いました。ちょっと平板なのが残念ですが、1回見ただけでは理解しきれていないかもとも思いました。
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