コロン

修道士は沈黙するのコロンのレビュー・感想・評価

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)
3.8
謹厳で寡黙な修道士が、IMF専務理事に加え、先進8カ国の財務大臣と図らずも対峙することになるが、見事に打ち負かす風刺寓話。トニの重厚な存在感と洒脱さの絶妙なバランスが素晴らしい。ドイツの財務大臣の飼い犬だったロットワイラーが古い飼い主を見限り、嬉々として修道士について行くシーンはとても暗示的。希望が垣間見え、心地良い。エンディングはチャップリンへのオマージュか。コニーは相変わらず魅力的。「悪事は成果を上げぬ」「沈黙こそ究極の自由」「あなた方は自分の計る秤りで計り返される」など修道士の言葉は含蓄に富む。