ナガエ

修道士は沈黙するのナガエのネタバレレビュー・内容・結末

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

G8財務相互会に、各国の経済担当大臣が集まり、国際通貨基金のロシェ専務理事と共に、会合を開く予定だった。またそこには、ロシェが強く希望して招待した作家が三人おり、その内の一人が、厳格なイタリア修道士であるロベルトだった。
ロベルトは、皆でロシェの誕生日を祝ったその夜、彼に部屋に呼ばれ、告解をして欲しいと頼まれた。そしてその翌日、ロシェは頭に袋を被った状態で死んでいた。
自殺なのか他殺なのか判然としない。しかし、会合に集まった面々にとっては緊急事態だった。実は彼らは、国際経済の行く末を左右するある重大な決定をする予定でいた。ロシェ主導で行われたその計画には反対者もいたが、経済成長のためにはやむを得ないと、実行される予定だった。それが、ロシェの死によって揺らごうとしている。
彼らはもちろん、修道士から話を聞こうとした。しかし彼は、沈黙を貫く。ロシェがあの晩一体何を話したのか。その内容次第で、世界経済の今後が大きく左右されるのだ。
様々な思惑を持って、様々な人間が修道士に近づく。ロベルトは一体どう決断するのか…。
というような話です。

設定は実に面白い、と感じました。ただ、物語全体としては、ちょっとよく分からなかったな、と。扱われているテーマが世界経済であり、民主主義の根幹がうんちゃらとか、世界経済がなんちゃらとか、そういう話が結構出てくるので、難しかったなぁ、というのが正直な感想です。

これを書くことはネタバレになってしまうのかもしれないけど、結局ロシェを始めとした面々がどんな計画を実行に移そうとしていたのか、少なくとも僕には最後まで見てもイマイチ理解できませんでした。いや、もしかしたらちゃんと分かるように示唆されてたのかもだけど、経済に疎い僕にはちょっと分からなかったなぁ。「彼らがどんな計画を実行しようとしているのか」という部分も、物語の重要な核として描かれると思っていたので、ちょっとそこは肩透かしだったな、と思います。

なんとなく重要そうな場面というのは時々あるんだけど、結局それが何だったのか最後まで見てもよく分からなかったし、設定が魅力的だっただけに、ちょっと残念感がありました