修道士は沈黙するの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「修道士は沈黙する」に投稿された感想・評価

2019 7.4 観賞
ラストシーン最高!!!!!
異色のミステリー、
犬のロルフに助演賞を!
この手の映画のよさはよくわからないと、まず見終わって思った。時制・場・イメージ・無意識・象徴(自然の鳥や犬)・視界・各キャラの自在で余裕ある高尚な切替えと組合せのカッティングとカメラワーク・無論構図も、深い現実と比喩に富んだ世界観の開示と一方の凝り固まらぬユーモアと柔らかさ、を一応打ち出してるも。人物たちの立ち位置がまるでピンとこないし、内容もミステリーも絡めいろんな所に手を拡げこっちに迫って来ない。厳密なる何かを感じることは出来ない。この間口の大風呂敷や高級社会・文化観は、トリュフォに倣えば、イタリア映画のある種の(代表的)傾向で、名優ら競演で一般的称賛も集める事はわかるが。
他人の(幸せの)為ならば自死も認められる、自著に公然と書いてる修道士を主人公とし、それに感化され、金銭の麻薬性に侵され人間性を気にかけず、未知の世界切り拓きに、弱者・貧者切り捨て・悪容認の、世界の秩序・完璧性に向かい、同好の士のエコノミスト+権力者(大国蔵相ら)と共に、秘密裏に創造的破壊たる(国家・政治を越えた)経済・文明の本質への到達に向かう計画(簿外取引を通じ?)実行直前の中心たる国際通貨基金理事(他にも共感者ら)が、迷い気付かされそれを阻止(蓄めるべきは、希望で、公正・公平、神へ向かうべき)すべく促され?自死を決行する話(実際の遺志をより高く実現は神父、観客には理事の本意と余命・神父の前身が明かされてく)である。まぁ、肩凝らずに、一級感覚を味あわせてもらうべきだったのかも、と思いつつ、如何せんショットのひとつひとつに、見せかけの美・真実しか感じられない、これは表現の本物の力ではない(それこそ狙いと言われればそれまでだが)。大きな社会を描くにしても、場・視界を誠実に優しく限定し、そこから本当の権力の怖さを感じさせた、この催しの1本『小さな同志』等の方が、はるかに美しく意味あると思う。
かな

かなの感想・評価

2.4
映像は明暗がくっきりしててカッコいいと思う。
お話は何が言いたいのかわからなかった
修道士かーと、観る前はかったるかったけど、全然そんなことはなく神ってる、と高速で廃れた流行語を今更使ってみようかなと思うかわいらしさがある。
G8とかエコノミストの奴らの話も意識高い系(流)の発言のようなもの、と置き換えれば、なんとなくわかったような気がするから鳥の声を聴こう。
この何にでも置き換え可能なような普遍性、イタリアらしいなと。こういう映画はレビューが多様でとてもおもしろく思っています。
erigio73

erigio73の感想・評価

3.9
さすがイタリアの出品作品、完成度の高い映画だった。大人向けのサスペンス。悪いけど、他の出品作品とは出来が違うかも。
愛華

愛華の感想・評価

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EU フィルムデイズで見てきた

終始割と重めなのに終わり方がポップで良かった

欧州の言語が飛び交う!
Olga

Olgaの感想・評価

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EU フィルムデーズ2019にて。この修道士が所属しているのは『大いなる沈黙へ』でおなじみのカルトジオ修道会なのか。妙に納得。
tipsy806

tipsy806の感想・評価

3.2
ミステリー仕立てだけどこの作品の本質はそこではないのだと思います。
世の中を動かしているのは財界の実力者であるという設定から、修道士が彼らに巻き込まれてしまう、と思いきや逆に翻弄していくんです。
結果、修道士の「沈黙」によって揺れ動く人間心理を描くというもの。周りの人たちの自分本位の未熟さの露出が半端ない。
世界を動かせるような財力を持った人が、最期になぜ修道士を呼んだのでしょうか。それは良心の呵責から、救いが欲しかったのか、それとも・・・。
HamuHamu

HamuHamuの感想・評価

4.0
G8会議が執り行われるグランドホテルが舞台。登場人物、特に神父のキャラクターがハッキリしていて転換が無いのに飽きずに見られた。世界経済を引き合いに出す必要はあったのか?と思いつつ、今までに無いシチュエーションが心に残った。善悪の描き方は、西部劇と同じという監督のコメントが、なるほどと見終わった後に分かる。

ラストのイメージは、希望の余地を残すチャップリンのオマージュだそう。まだ観たことないなぁ。
inenoha

inenohaの感想・評価

3.5
ロシェが死の直前に語ったことをサルスは語らない.修道士は告解の内容を口外してはならないからである.多分に犠牲を払いつつ世界の経済システムを変えようとする各国の財相たちは,ロシェがサルスに秘密を明かしたのではないかと憶測するが…….わざわざカルトジオ会士という設定にした理由がよく分からなかったり,世界経済がそんなに単純に動くものかという点に非現実的なところはあるものの,ICレコーダーの内容とロルフの行動に現代世界への軽やかな皮肉と希望を感じる作品.