修道士は沈黙するの作品情報・感想・評価 - 8ページ目

修道士は沈黙する2016年製作の映画)

Le confessioni

上映日:2018年03月17日

製作国:

上映時間:108分

3.5

あらすじ

「修道士は沈黙する」に投稿された感想・評価

劇中の修道士はどんな告解・相談・質問をされても常に沈黙を貫いていた。
たまに口を開くことはあったが、何となくそれっぽいことを意味ありげに語るだけで、明示的な回答を避けていた。
(……もしかしたらちゃんと意味のあることを語っていたのかもしれないが、私には難し過ぎて分からなかった)

そんな彼の姿勢を見て、現実のカウンセリングや初期の人工知能ELIZAを思い出した。
カウンセラーやELIZAは相談相手に解決策を明示することはない。(あえて悪い言い方をすると)ただ相手の言葉をオウム返ししたり、それっぽい言葉を返したりするだけだ。
それだけなのに相談者は何か新しいことに気付き、結果的に自力で問題を解決する。

この映画の修道士も同じだ。修道士は何も語らない。ただ相談者達の思考を促すだけだ。
それだけなのに相談者達は何かに気付き、そして問題を解決すべく決断を下した。

カウンセラーも人工知能も修道士も神も、誰も解決策・答えを教えてくれない。
結局のところ、自分の抱える問題は自分で解決するしかないのだろう。
その問題が日常の些細な悩みでも、将来への不安でも、世界経済の抱える課題でも。
「答えはない」、これこそが答えなのかもしれない。
面白かった。主演のトニさんまたしてものらりくらり煙に巻くような演技がツボすぎる。
そしてなにげに豪華キャスト
モーリッツ・ブライブトロイやダニエル・オートゥイユ、コニー・ニールセン、ランベール・ウィルソン、マリ=ジョゼ・クローズ、アレクセイ・グシュコブetc書ききれないくらいヨーロッパの名優揃ってる。

G8と修道士が絡むミステリーって何!?しかもほほ限られた空間内でのミステリー。そんな感じでがっつりくいつきながら見入ってるとこを、サラっとスイっとすりぬけてく感覚が好き。
告解ミステリー。年度末、良いこともしたけど、知らず知らずに犯した罪、受けた穢れ、それらのやり場に一つの答えを得たような映画鑑賞でした!沈黙は金。自分で考えるしかない。
☆☆☆

2018年3月20日 Bunkamura ル・シネマ1
emedia

emediaの感想・評価

3.8
人は赦しを乞うて生き永らえるものである
告解によって求めるは免償ならぬ報償とは・・
政治家もエコノミストも作家もアーティストも
赦されるために手を差しのべては直ぐに差し戻す
全てを求める故に棄て置くものがあると
神父は告げる・・熟考なさるといい

ロルフ改めベルナルドは沈黙を守るであろう
これ以上なにも足せない、なにも引けない。それくらい素晴らしい映画でした。観る前は難解で退屈かもという予想も杞憂でした。

画面にみなぎる緊張感と落ち着いたトーンの色彩。何より俳優陣全てが研ぎ澄まされた存在感、演技。

犬が愛の象徴として上手に使われていて、最後の最後にクスリとさせてくれました。

字幕なしでも観てみたい。ぜったいお薦め映画です。
ル・シネマにて

ロシェが求めたのは
ほんとに免償だったのかしらん
マスコミ試写会@京橋テアトル試写室 18:30開映

取り合わせの妙もあるが、とても興味深く観た。『聖なる酔っ払いの伝説』を思い出した。
るなこ

るなこの感想・評価

2.0
試写会で!
むずかしかった…おとなの映画…
イタリアンミステリー…
なんだか深みのありそうな演出も噛み砕けなかったので、おとなの映画ファンの皆様、みてください。レビューをおねがいします。笑
せりな

せりなの感想・評価

3.0
試写会にて。
とても硬派なサスペンスなのかな。宗教と国際政治が絡み合ったストーリーに中に現代社会に対する問題提起が織り込まれている様に感じました。

少しずつ謎が明らかにされている中で、信仰心について、一部の先進国によって世界経済が動かされている是非、沈黙によって守られるもの、言葉による会話の意味など色々な事を考えさせられる作品だと思いました。

あらゆる事を見透かしている様な修道士が纏う静謐な空気と、その他の人たちが纏う空気との対比などから堕落した生活をしているのではと問いかけられている気が少しした。

動物の使い方も印象的だったり音楽の使い方など色々と暗示しているモチーフがたくさんありました。

頭使う映画だけど、見てよかったです。監督のお話もたくさん聞けて楽しかった!

奥さんが安藤ってハンコ買ったエピソードには笑った