真魚八重子

殺人の才能の真魚八重子のレビュー・感想・評価

殺人の才能(2014年製作の映画)
1.5
観てて思い出した。キム・ギドクが肩入れしてた監督だ。だから同じ匂いがして気持ち悪い。何度もあるベッドシーンの濃密さとか。

出世せぬままリストラされ、再就職の見込みがないミンス。婚約者のスジンに「バッグも買ってもらったことがない」など、出世しないことで嫌味を言われ、リストラを告白すると案の定フラれる。
ミンスはサラリーマンにこだわるのをやめ、肉屋と運転代行の仕事を昼夜始める。会う人みんなに、執拗に「肉臭い」と言われ、段々おかしくなってきたミンスは、偶然運転代行で昔の上司が乗ったため、発作的に絞殺する。

ミンスは車を盗む特技があり、それを海外に売り飛ばして金を貯めこんでいく。相棒はスジンの弟だが、もちろん犯罪なので内緒だ。ある程度金が貯まったところで、高級バッグのプレゼントとともにスジンの前に姿を現すミンス。大喜びでヨリを戻すスジン。

男が連続絞殺魔なのもイヤだし、バッグで男の価値を計る、そんな女のどこがいい。嫌いな人間しか出てこない
真魚八重子

真魚八重子