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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たちのnorikoのレビュー・感想・評価

5.0
映画館で素で感嘆符つきで拍手喝采したの、本作が初めてかもしれません。
しかも劇場全員で「おお!」と言ったのですから、生まれる謎の一体感。
声が出た瞬間まで、まさか自分が劇場で声を出して拍手するとは思わなかったですから、自分でもかなり驚きました。
これは、お見事お見事を通り越して、もう天才的。

通常続編は無駄に豪華になるだけで、中身がすかすかになるものです。
けれど本作は豪華になっただけでなく、スケールも格段にがあがり、なおかつ中身が凝縮している。
ここまで前作を凌駕したシリーズものは、初めてかもしれません。

前作で一人刑務所に入りましたが、ただでは起きません。
警察の人間から、合法ドラッグ摘発に協力してもらいたいと依頼されるズィンニ。
仮出所をさせてもらい、昔の仲間を集めるだけでなく、さらに胡散臭い学者崩れを集めます。
そして31種類の合法ドラックを見つけ違法化できれば無罪放免、という餌につられ一同合法ドラック摘発にまい進します。
けれど最後の1つが困難極まりない。
あちらも「教授」と呼ばれる男が首謀者。
さてどうなる?
という作品ですが、本作では敵対者の罠にはまるところでエンドロール。
「続編撮影中」のおまけの言葉とともに。
ああ、待ちきれない!

120分弱を前編に費やしますが、一切だれることなく、ノンストップで爆走します。
ペースがゆったりだなと思うこともなく、最後の最後でようやく超尻切れトンボじゃん!と知る始末。
普段なら怒りたくもなりますが、本作に限り次作が待ちきれないと大興奮。

ここまで見事なコメディはなかなか見つかりません。
ブラックでハイテンションで、あちらでもこちらでも侃侃諤諤と、、、否ぴーちくぱーちくと。
そのマシンガントークのテンポも面白ければ、言っている内容も面白い。
この楽しい五月蝿さはイグレシアのそれに通ずるものがあります。

総じて、どうやら続編は来年公開されるよう。
ああ、願わくば過去作を含めた一般公開を!
こんなに面白く黒い娯楽作はなかなか見られないです。
好きすぎて好きすぎて、今も尚思い出しては大興奮。
下手すりゃ、今年度NO.1(笑)