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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たちのmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

3.9
最近大ヒットしたイタリア映画と言えば「君の名前で僕を呼んで」ですが、こちらの作品も本国で大ヒットしたコメディということで、よく知りもしないで見に行ったら、まさかのシリーズ続編でした…。

なので、序盤は登場人物やエピソードをサクサクと紹介していってても、頭が全然追いつかず話についてけないので不安になったのですが、1作目からちゃんと見てたらはじめからテンション上がってもっと楽しめたんだろうと思います。

とは言え、中盤からだんだん面白くなってきて、いっぱい笑ってとても楽しくなってきました。
そして、またさらに3作目に続くと!
ここで終わったら続きが気になるけど、ちゃんと続きが上映されるのでしょうか…

話は、ユーロ不況で大学教授らが解雇や大幅賃金カットされ、生活が困難になったことから、バイトしたり国外に頭脳が流出したり、研究費も削減されて研究ができないので、その頭脳を活かして生活のために合法ドラッグを製造した教授らが、合法ドラッグの捜査に協力したら犯罪歴を抹消し刑務所から出してやると警察から取り引きを持ちかけられ、化学的知識やなんやらの専門知識をフル活用して、合法ドラッグ摘発のためスッタモンダするという話です。

神経生物学とか考古学とか動学マクロ経済学とか文化人類学とか…
ドラッグ捜査のため、その道のトップクラスの学者を集めてるらしいのですが、犯罪に関しては完全素人なわけで、ボンクラですっとこどっこいなおっさん達が右往左往しながら、ロベルト・ベニーニみたいなマシンガントークでまくしたててやかましいこと。

これぞ知識と頭脳の無駄遣い!
ボンクラなのでカッコいいアクションもなく間抜けな失敗ばかりですが、おっさん達の奮闘につい力を込めて応援してしまいます。
食洗機を買うためにこんなことまでして…

多分1作目を見てたら、10人の教授らのキャラや専門分野ネタももっと分かって楽しめたんでしょうけど、これ3作連続で見なあかんやつですね。

ドタバタクライムコメディではありますが、大学を巡る社会問題を痛烈に風刺してるところが面白いし、でも日本でも全く同じこと起きてますよね。
ノーベル賞を受賞したiPS細胞研究の山中伸弥教授も、研究所が予算削減で運営が厳しくて寄付を募ってましたが、国は学問にちゃんとお金かけて欲しいものです。
このコメディを日本版にするなら、それこそ山中伸弥教授が極上のヤクや細菌兵器を作って一儲けするとかいうようなことなんでしょうが、現実は笑えないです。

そうそう、音楽が「刑事スタスキー&ハッチ」などの70年代の刑事モノみたいなのでめちゃくちゃカッコ良くて好きでした!

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