図師雪鷹

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たちの図師雪鷹のレビュー・感想・評価

4.3
『いつだってやめられる』シリーズの第2弾。

前回を超える面白さでびっくりした。


第1弾で、合法ドラッグ製造に情熱をかけすぎて、警察に捕まってしまったピエトロとその仲間たち。そんな彼らに、声をかけたのがコレッティ警部。
彼女は、ピエトロに、「みんなの犯罪歴を抹消して自由にしてあげるから、今出回っている合法ドラッグの蔓延を防いでほしい」と迫る。
この任務は危険を伴うため、彼は躊躇するが、監獄の外には出産直前の妻がいる。このままだとまずい。出来るだけ早く出所し。出産に立ち会うため、メンバーを再集結させてミッションに挑むことになる。
果たして、彼らはうまく成し遂げることができるのか。


彼らの人間模様は見てて面白い。頼りなさそうな人が多いのに、研究員らしく、今まで培ってきたものを総動員して、任務に挑む。そしてその反面、みんな自己主張が激しく、すごいうるさい。だが、そんな風に衝突しあいながらも何とか問題を解決させていくのだ。
特に、トラックを壊してしまった後の文化財横領(再犯)は見てて本当に面白かった。公道で、色々な意味でやばそうな、とある車とバイクに乗ってキメ顔で颯爽と走るシーンで笑い声を抑えられなかった。

結末については、いい意味で期待を裏切られた。次回作があるとは知っていたので、無事には終わらないんだろうなとは思っていたが、なかなか酷い(もちろんいい意味で)。とにかく、続きが見たくてたまらなくなった。

11月中旬から次回作公開とのことなので、見に行きたい。
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