Aya

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たちのAyaのレビュー・感想・評価

3.8
#twcn

このシリーズ、ちょっと事件かと・・・2本目にして大傑作やんか!!

ちなみに7人の方にも書いてますが、こっちの方が日本では先に一般公開されました。

ダメでしょ?!

完全に話、続きやんか!!
1見てないとあかんやつやろ?!

と思ったら結構1で何があって今この状態か、って回想が挟み込まれるんやけど・・・あかんやろ?!足りない足りない!!
何やってたのかが出てこないやろw

ただ、この2が、1を遥かに超えてくる&しっかり地続きであり、且つ同年公開の3への布石として完璧な為、この2だけ取り出してしまった配給の気持ちも否めない・・・。

まだ未見の人、絶対1から見てくださいね!
教授たちの人となり、関係性が1できちんと描かれる為、ケイパーものとしての面白みが断然違います。
つまり彼らを愛してしまい、応援してしまう気持ちが違う上、1の時のあのアレ!って瞬間のなんと多いことか・・・。

これだって最初からシリーズで3作作るって企画やったわけちゃうやろ??
1がヒットしたから2、3の動きになったんでしょ?
それで、こんな2作られたらその手腕に涙してしまいますよね。
間隔はめちゃ早いけど。

キャラクターもキャストも同じ、話は地続きで且つ、振り返りものということで時折時系列が?てなる時にはうまく奥さんが登場するので、妊娠期間で時系列が分かるというめちゃうまい作り。

そして何と言ってもパワーアップしたローマ遺跡ロケ、カーアクション、列車アクション!!

そして教授たちの横並びは、映画の最初、序盤、そしてラストに至るまでにどんどんエモーショナルが高まる仕組み。

そう、映画を見ている間にみんなのことがどんどん好きになってくるんですよ!
新しく2人教授と弁護士を召喚して、オリジナルメンバーは誰1人外さず、なんやったら1よりそれぞれの見せ場が多くなってる。

イタリアはムッソリーニの時代があるのにナチスネタを変な自虐性なく、あんな不謹慎にブッ込んでくるリテラシーに勇気も力強さも感じるし、それがめっちゃおもろいって言うw

「なんでナチスのヘルメット持ってるの?」
「ナチスのバイクで来たからだよ!ナチスのバイク乗ってるのに普通のヘルメット被ってたらおかしいやろ?」

正論ww
(ちなみにナチス映画を作るとき、常に懺悔してるのはポーランド映画)

列車シーンの展開は涙出るほど面白かったですね。

その列車の前の車&バイクシーンでもうすでに私の中の漢(?)が滾りまくってしまってもうすでにガッツポーズでしたよ!

そんなガッツポーズを遥かに超えてくる列車での一連の

あちゃー!
きゃー!
うわー!
ヘレディタリーの悪夢再び!
ふー!
エイドリアーン!!

てシークエンスはまさに神がかってるとしか言えない・・・こっちはその出来の素晴らしさに感動してるのに教授たちは相変わらず素っ頓狂に仕事してるっていうw

そして思わぬ発見と裏切り・・・その果てに愛すべき教授たちは何を見るのか?!

ラストに至るまでめっちゃ綺麗。

3急いで行かなきゃ!!


日本語字幕:山田 香苗
Aya

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