LalaーMukuーMerry

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たちのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

4.4
1作目終盤の怒涛の急展開についていけなかった人も(私のことですが・・・)、2作目の最初できれいに回収してくれるので、そこでアゲアゲになれる。
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2作目は警察の麻薬取調べ捜査官、美人のパオラ・コレッティ警部が新キャラとして登場。1作目の最後で主人公ピエトロは不遇の身、教授チームも解散の憂き目を見ていたが、彼らの高い能力に目をつけた彼女は、数ある合法ドラッグの取り締まりのために、教授チームに無理やり協力を要請することで話が動き始める。おぉ!そうきたか! 捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもの。
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教授チームも3人の新キャラを加えてパワーアップ(解剖学者と工学部の怪しい学者、それにバチカンの弁護士)、こいつらも笑える。1作目よりもさらにバンバンと有機化学(薬学)その他の専門用語が出て来るのがクソ面白い。オタク≒専門家、専門家のトップを走るのは大学教授たち、いい所に目をつけましたね。世界を面白くしてくれるのはオタクたちのこだわりだ!(一部の人にはうんざりかもしれないが)、というオタク礼賛アクション・コメディ。
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主人公ピエトロの妻の出産という一大事が、ハラハラの場面にちょいちょい割って入って来てドタバタ感は最高潮! 笑えるワ。
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終盤で重要人物が登場して(こいつも絶対わけありの教授に違いない!)、ピエトロが謎の合成ドラッグSOPOXの秘密と犯人の目的を見抜いたところで2作目は終わってしまう。これは3作目を速攻で見ざるを得ない!(1作目より2作目の方がちゃんとついていけて面白かったし3作目への期待もアゲアゲ~)