キャットis猫です

甘き人生のキャットis猫ですのレビュー・感想・評価

甘き人生(2016年製作の映画)
1.4
原題イタリア語「Fai bei sogni」→英語直訳「Make beautiful dreams」→英語題「Sweet Dreams」→邦題「甘き人生」。原題は母親が息子にかけた「良い夢を見るのよ」という最後の言葉。そんなこと言っておきながら、と息子を苦しめるのだから一種の呪いとも言える。それがなぜこんな邦題になったのだろう。マザコンの甘ちゃん野郎、という罵倒なんだろうか?
美しい映像。なんとなく洒落た雰囲気の物語。視覚的には楽しめた。
最終的に呪いから解き放たれたのだろうか。「行かせてあげて」で吹っ切ったようにも思えるけど、最後のシーンは思い出として昇華しているのではなく、思い出の中に絡め取られてしまったように見えた。