すべてがリアルなスピードで進む。「自転車置き場のドアは閉めろよ」って声をかけられて会話がはじまってもそのままの流れで意気投合はしないし、マチューと親しくなっても友だちになるような同年代の子どもがいるわけでもないし、道端の小石でドリブルをアピールしても気づかれないけど、でもその場ではそれ以上の意味がなかったことが時間をかけて積み重なって、祈り続けてた変化がある日いきなり、まだいつも通りだと思ってた日に訪れる。
それから有機的に相互作用的に感じあって変化していくそれぞれの人生。わたしが人生で目にしてきたいろんな美があった。