ツンツンのエベレットがだんだんとモードに心を開き、お互いの距離が縮まっていく描写がなんともよかった。
歩く時はモードがエベレットに必死でついてくかんじだったのに、途中から彼女を台車に乗せて運んでいたり、頑なにいらん！と拒否していた網戸を黙々と取り付けてあげたり、自宅の壁にモードの描く絵が広がっていく様子に、不器用な優しさを感じた。主導権を握らせているようで実は自分が握っているというモードの戦略、なかなかやるなぁ。
モードの描く絵は無邪気で優しい。シチューのために犠牲にしたニワトリを慈しみ、「あの子が元気だった頃を絵にしたの」のセリフにはグッと来た。
