命の輝きが ひとつのフレームに
そこにあるの
若年性リウマチで、絵を描くのが好きなモード(サリー・ホーキンス)は、兄のチャールズに家を売却され、叔母の家で暮らしていた。
家を出たいと考えていたモードは、スーパーでエベレット(イーサン・ホーク)が出していた『家政婦募集』の広告に応募し、彼の家で住み込みで働く事に。
やがてモードは家中に絵を描くようになり、エベレットの魚商の客、サンドラ(カリ・マチェット)の目にとまり、彼女に$5で、ハガキ大の絵を売る。
気になりつつ、観れていなかったこちらを。
いやーーホッコリさせながらもズッシリくる、大人のラブストーリーでした。
二人の心の距離の詰まり方を、歩く様子で表すのは、憎いです!
グっときます。
また二人の役者の演技合戦も、見応え充分です。お互い難しい役だと思うんですが、イーサン・ホークは素直に気持ちを出せない不器用なエベレットを、サリー・ホーキンスはモードの仕草、表情を、見事に演じていました。
題材は重くなりがちな話ですが、クスっとさせられる所も散りばめられ、脚本も良いですねぇ。
恥ずかしながら『モード・ルイス』というアーティストを知りませんでしたが、コレを観る事で知れて、良かったです。