愛を描く人、って描くものへの愛なのかと思った。それだけじゃなかった。ラブストーリーだった。
静かで、頑固で、昔気質と自由な考えのぶつかり。
モードさんの女性の可愛さ、優しさ、逞しさ、頑固さ。エベレットの不器用過ぎる表現、孤独を抱えて生きてきて、自分が傷付きたくないから相手を突き放そうとしてしまう出生、そして頑固さ。そんな2人が、どうにもこうにも魅力的だった。
雄大な自然、童話に出てくるような家、傷を負った過去。
鶏のシーンで、モードさんの優しさが溢れ出てた。いや、もうそこら中に溢れてた。
しょっちゅう出なくても相手との関係が解る友達。しょっちゅう出なくても店までの買い物の道中で解ること。
短い!とも思ったけど、何かを足すとクドクなるし、観終わっての余韻の波がだんだん大きくなってた。
絵も想像してたのと違って、素晴らしかった。
こういうラブストーリーは大好き。本当に良かった~。
ラストに文句を言うけど、文句言えないタイプの知り方だった。
(スウィート・ノーベンバーの点が下がります)