ぢん子

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのぢん子のレビュー・感想・評価

5.0
愛を描く人、って描くものへの愛なのかと思った。それだけじゃなかった。ラブストーリーだった。
静かで、頑固で、昔気質と自由な考えのぶつかり。
モードさんの女性の可愛さ、優しさ、逞しさ、頑固さ。エベレットの不器用過ぎる表現、孤独を抱えて生きてきて、自分が傷付きたくないから相手を突き放そうとしてしまう出生、そして頑固さ。そんな2人が、どうにもこうにも魅力的だった。

雄大な自然、童話に出てくるような家、傷を負った過去。

鶏のシーンで、モードさんの優しさが溢れ出てた。いや、もうそこら中に溢れてた。

しょっちゅう出なくても相手との関係が解る友達。しょっちゅう出なくても店までの買い物の道中で解ること。

短い!とも思ったけど、何かを足すとクドクなるし、観終わっての余韻の波がだんだん大きくなってた。
絵も想像してたのと違って、素晴らしかった。
こういうラブストーリーは大好き。本当に良かった~。

ラストに文句を言うけど、文句言えないタイプの知り方だった。
(スウィート・ノーベンバーの点が下がります)
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