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逆光の頃のobaoのレビュー・感想・評価

逆光の頃(2017年製作の映画)
3.3
@元町映画館
原作者のタナカカツキって…ご存じでしょうか?
あの「コップのフチ子」の生みの親であるとか。
実は、彼(田中克己)は私の高校の同級生。3年の時同じクラスだったんですよ。…と言っても、彼が漫画家になったことも、「コップのフチ子」を世に出したこともつい最近まで知らなかったのですが…。
その彼が22歳の時に描いた漫画『逆光の頃』の映像化…だからといって観に行ったわけでもないのですが、監督があの大好きな『ももいろそらを』の小林啓一監督だということと葵わかなさん出演だとか劇場との関係など諸々で、神戸まで足を運びました。

幼なじみ同士の高校生のキラキラした恋と青春。
しかし、この歳になった私にはちょっと眩し過ぎました。
…まばたきをせずに見続けるようによ言われても。
こんな時代が私にあったのかな…克己にもあったのかな。
(そもそも、私も克己も高校生活は京都ではなく大阪で過ごしたのです)

今作は劇場の支配人によると、小林監督の作品の中では一番寡黙なものであると。確かに科白の量では寡黙であったのですが、その映像は雄弁に青春を語っています。
鴨川や祇園、南禅寺など京都の町並みをカメラを通して観れば、なんと息を呑むほどに美しいものか。

原作者が同級生といってもその原作は未読なのですが、全体的に漫画の世界観を大事にしすぎているような感じはありましたね。