京都の美しい風景とともに流れる日常をみていると、ふと自分の中にある忘れかけてた陽炎のような記憶を辿っていた。それは決して華美ではなくて、消え入りそうな、でも確かに頭の奥の方にある記憶。いつかの僕と、…
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「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」三章からなる 小林啓一監督作品。
高杉真宙演じる 「孝豊」と葵わかな演じる幼馴染の「みこと」。瑞々しい、そして ほろ苦い 青春の日々。同…
セミがさんざめく真夏の京都。友情、恋愛、成長という青春の三大テーマを、アニメーションを交えた美麗な映像で瑞々しく捉えたオムニバス。
漫画原作らしく一人称視点での詩的なナレーションが多いので、苦手な人…
このレビューはネタバレを含みます
邦画の中でかなり好きかもしれない。
京都に行きたくなる。
スカートがふわっと舞うシーンや金の糸がスーッとはられるシーンなど場面が印象的。時々出てくるアニメーションの猫はなにか意味があったんだろうか?…
「あんなやつ、こう、ポカーっとできひんの」
記憶を辿って、逆光のなかで、あの頃の輪郭をなぞる。なんてことない風に淡々と過ごしている彼らの青春がものすごくまぶしい。主人公のモノローグ、京都の街並み、…
(C) タナカカツキ/講談社・2017東映ビデオ/マイケルギオン