あきしげ

オーメン/オーメン666のあきしげのレビュー・感想・評価

オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)
2.0
1976年のリメイク。
現代に甦った獣の数字。

『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』
そこに記される「666」の数字。
ダミアンは獣の数字を持っている。
彼は生まれながらの悪魔なのです。

これはキリスト教がベースの宗教映画。
つまり、日本人にとって馴染みが薄い。
すべては聖書に記されている上で構築。

日本では八百万の神がある。
キリスト教では一神教です。
根本的な考え方が違います。

だから海外の宗教映画は日本では受けない。
カトリックならば本作の恐ろしさが分かる。
逆に知らない人は単純にホラー映画として、
本作を冷静に鑑賞する立場になりましょう。

現代的にリメイクされた本作。
物語はオリジナルとほぼ同じ。
だからリメイクの意味を疑う。
同じ展開なら違いは一つです。
それは映像と演技となります。

映像はオリジナルより良いのは言うまでもない。
ただ、出演者についてはオリジナルに一歩劣る。
特に主人公となるロバートを演じている俳優だ。
オリジナルではグレゴリー・ペックが好演して、
本作ではリーヴ・シュレイバーが微妙なキャラ。
リーヴ・シュレイパーではイメージが合わない。

真の主人公となるダミアン。
シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック。
無表情な演技が印象的です。
ただ、ダミアンというキャラクターのおかげ。
そこまで怖さはありません。

それにしても悪魔の所業がチープです。
偶然と見せかけて人を殺していきます。
その中心にはダミアンが立っています。
彼の目的は政界進出という人間的野望。

やはり、オリジナルの独特な怖さが消えている。
現代版にしてしまった意味が感じられなかった。
リメイクだからこそ時には脚色が必要だと思う。
忠実に再現する必要性があったのか疑問である。

TV-10