ろっきー

デトロイトのろっきーのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.2
まずこの作品は、デトロイトで起きた最大の暴動の中で“とあるモーテルで起きた1つの事件”を取り上げて映像化した映画ということ。いやコレは………衝撃的でした。

予告を軽く観てただけの予備知識で、勝手に暴動の状況をオムニバス形式で見せる映画なのかと思ってましたから笑


正義が存在しない映画。後味も複雑。
救われない。現実を知る映画。

完全にドキュメンタリー風に撮っているので臨場感もありで、そこら辺のホラーよりもよっぽど怖く緊張感が張り詰めた作品でした。
権力を持った人間が暴徒と化したら誰に助けを求めれば良いのか。

こういう映画を観ると本当に自分たちは如何に恵まれた時代と環境に生きているのかと感慨深くなる。

実際に生き残った方を監修に迎え構成したということで、人物像等も限りなく忠実に再現されたのだろう。

黒人差別した作品は数あれど、深いため息が出るばかり。決して「辛かったね」と共感することは出来ないけど少しでも差別に対して理解することが大切だなと思います。

この映画観ると白人警官や役員がクソだとか思いたくもなるけど、実際中には良い奴もいるわけだからね。一言では言えない。

実際、最近になって警官の汚職事件とかが明るみになってきてる。でもそれは高性能なカメラ機能付き携帯やら映像や音声を簡単に確保できる技術が普及してるからで、そんなもんない当時は相当ヤバかったのかもしれん。

そう意味ではそういう技術も感謝すべきところなのかもしれない。(-_-;)


今でも黒人に対して不当な仕打ちを行なってる白人が多い。黒人差別だけでなく、女性差別等も含む人種差別も同類。


この事件から50年経った今でも何も変わってない…。(-_-;)


しかし、こんな事実があっても実際に処罰を受けた警官等はほぼ居ない事実。

「なんだかな〜」てやり切れない心境ですよね。


ジョン・ボイエガ演じる警備員が良かったですね、彼の立場こそ非常に複雑な心境だっただろうと思う。


ちょっとしたことで、人生が良くも悪くも簡単に変わるってことを見た気がする。


見終わった後の余韻が凄いです。

あと作中に登場する音楽が良かったですね!^_^


この映画で1番の憎まれ役の白人警官を演じたウィル・ポールターさんが凄い役にハマってて素晴らしかった!

実生活でも支障くるんじゃないのか?と心配してしまうほど笑


オススメはし難い作品たが、見てほしい作品。