レヴィット

デトロイトのレヴィットのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.0
「今夜を生き抜け」



「イミテーションゲーム」や「スポットライト」等の事実に基づいて作られた映画が好きな方は、比較的見たくなっちゃう映画かと思いますし、上記映画をそれほどと思う方も息を飲む内容かと思います。

「ハートロッカー」、「ゼロダークサーティ」を経て今作と、ジェームズ・キャメロンの元妻でなくキャスリン・ビグローという社会的な話題性のある題材に切り込む一人の映画監督として、確固たる位置付けになったんじゃないですかね。
キャスリン・ビグローとマーク・ポールコンビの作る映画は、緊張感と重厚感、世の中の非情さが突き刺さります。

トランプ大統領も人種差別的な発言で、勿論誤解もあるんでしょうが、スポーツ界でも抗議が広がったりで、まだまだアメリカでは根深い問題となってます。
「デトロイト」では黒人に対する不当な扱い、拷問と裁判等のシーンがあまりに非情で理不尽極まりなく、見てる方が苛立ちを覚えるような内容です。

私は事実に基づいて社会問題に切り込む映画とアクション、ゾンビ映画が好きですが、また一つ日本の外に興味を持つ映画になりました。
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