デトロイトのSmokyのレビュー・感想・評価

実は、この映画の主題は話題の尋問パートではなくて、後半の裁判パートにあると思う。あのパートが有る無しではこの映画の重さが全く違ってくる。
人は、問題の存在以上に「長い時間が経っても依然としてそれが解決されていない」という事実に、怒り、疲弊する。奇しくも今日、米国でまた銃乱射が起こった。怒りと悲劇の無限ループ。
コレは、キャサリン・ビグローが放った『映画版レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン』だ。