さすがビグロー姐さん、またしても物議を醸させる気満々な骨太映画を撮りやがった。。
冒頭のアニメや暴動発端の見せ方も上手く、話題のあのシーンはしんどかった(誉め言葉)し、ジョンボイエガもウィルポールターの演技もよかった。
しかし、この映画最大の欠点は、実話であるが故の結末に対して、肝心のモーテルのシーンは「当事者の証言を基にしたフィクション」であること。
真実は藪の中であるが故に、作中で描かれているデトロイト市警やボイエガ警備員の造型が、あまりにも極端すぎやしないか?というモヤモヤが観賞後に強く残ってしまった。
今作でアンソニーマッキーの元空軍キャラがより定着して、隠れファルコンファンとしては嬉しい限りです。