ちーやん

デトロイトのちーやんのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.1
人種差別から実際に起きた過去の惨劇。暴動、事件、裁判のシーン、黒人に対する非道で容赦ない差別行為を徹底的に描いている。事件のシーンに至っては観てる側もこの場から逃げ出したくなるほどの臨場感で、地獄のような時間だった。登場人物の夢や小さな希望、人情や優しさも見事に報われず、救いようもなくバッドエンドで終わる。でも悲惨な歴史や事実ほど最後まで救いがないもんなんだよなとも思う。それを壮絶に印象付けられた。
島国の日本人には日常あまり実感のない人種差別問題。この映画の時代ほどではないだろうけど、今も尚世界に根強く残るそういった問題があることを知っておかなければならないと感じた。
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