ムビっ子タウリ

デトロイトのムビっ子タウリのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
3.1
警官の差別的な行動に苦しめられた黒人の物語。当時は当たり前にされてきた不当な逮捕と暴力。目を背けたくなるその光景は忘れてはいけない人類の罪。
ウィルポールターの悪い警官姿が様になっているゆえに、怒りがこみ上げて来る。
黒人のソウルはその暴力の中でも強く、最後は報われたと言いたい。
アカデミー賞は取れなかったけれど、社会派の作品としてよく出来ている。
白人と黒人のそれぞれのメンツが極限の状態まで追い込まれた結果の惨事が、いくつも起きていたと思うと心が重くなる。