サラミ山カルパス

デトロイトのサラミ山カルパスのネタバレレビュー・内容・結末

デトロイト(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

実話ベース。

「カールが撃った。銃は本物じゃない」

みたいなことを仲間たちが言わなかったのはなんでだろう。そこだけが引っかかる。

アルジェ・モーテル事件。本当に恐ろしい。警官たちの鬼畜の所業の合間に理性が見えるのがなにより怖い。彼らは気が狂っていたんじゃないんだ。正常な精神状態であんな異常なことをやっていたんだ。

モーテルのシーンは言わずもがな、ディスミュークスが自白を強要されるシーンもキツかった。一見すると安全地帯にいるように見えても、実は職業やコミュニティなんて関係なくて「黒人」であれば自白を強要される時代だったという恐ろしさ。

ウィル・ポールターが画面に映っているだけで不快な気分になった。すごい俳優。
サラミ山カルパス

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