事実を基にした映画。
デトロイトの暴動を部分部分切り取っている。
長い尋問シーンが1番の肝。
緊迫感、重い空気を再現出来ている。
音楽は神。
レベルが高過ぎる。
僕は黒人の音楽が結構好きなんだな、としみじみ思った。
映画だけ見たら、黒人もやったらいかんことをしっかりやっているんで、仕方ない部分かなりあると思う。
特に、尋問シーンに繋がる黒人側のアクションはかなり悪い。
夜中、緊張状態にある人間に絶対にしてはならないことをしている。
一方的に警察官が悪いとはまるで思わなかった。
警察を悪徳とも思わなかった。
緊張状態の時に現場が暴発するのはよくあることだ。
座ってのんびり観ているとわからんことだけど。
起こるべくして起こったことだと思う。
善悪が混ざりきって、分けることが全く出来ない。それがこの映画の良さ。
もっともっと白人を悪くしてもよかった。
このバランスだと、黒人差別がどうというより、黒人も自業自得になってしまう人間が出てきてしまう。
考えもなしに行動した結果がこの映画なんでね。
歴史から学ばないことは明らかに悪いと思うけれど…。
だから今の人間は絶対に悪いと思う。
でもこの映画だけ観ると、難しい。