あんまり好きな役者さんが出てないのでついつい後回しにして来たけど、コレほんとに当たり！
『ひまわり』でいまいちぱっとしなかったキムレウォンの魅力がここでは全開です。
具体的な事は言いませんが、刑務所に入れられる事になった、血の気の多いだけの元暴力刑事のこの男が実はいろいろありまして的な中盤のタネ明かしで猛烈に引き込まれてしまいました。ああ言いてー。
ハンソッキュ演じる監獄の首領のおっさんも、囚人のくせしてかなりの独裁者ぶり。一匹狼が一体なんでここまで強大な権力を持つまでになったのか凄く知りたかったんですが、詳細はよくわかんなかったような。まさか目玉の武勇伝だけで全員ビビらせたとか？ やですよ、そういうの。
ちなみに痛くてグロくて素敵なシーンが多いのもポイント高し。それも見た事無いやつ。ナイロンバッグに詰められた局長（イギョンヨン）のあれとか、ハンソッキュの対抗勢力のボス（シンソンロク）の山道でのあれとか、さすが韓国映画という痛苦しさ。そうでなくっちゃ！って感じです。
ラストのキムレウォンの着ている服の色で、おっ、まさかおまえそっち目指すのか？って変な展開を勝手に想像してしまいます。
