小川勝広

グッバイ・ゴダール!の小川勝広のレビュー・感想・評価

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)
2.0
眼鏡を割られ続けるゴダール!
その意味は?

ゴダールをこう観た!自分の嗅覚で追いかける人、
ゴダールはこうだ!評論家の言葉通りに語る人、
感動なんか無縁の人、小学生デビュー、社会人デビュー、などなど、
ゴダールを語るとお郷が知れる・・・。
知識なんかどうでもいい、他人のインプットのしかたなんかどうでもいい。
本数なんか関係無い。
そもそもゴダールが映画なんてどうでもいい!
楽しい事やろう!おもしろい事やろう!ってやってたのでは?
ゴダールは本当は観客に映画的素養は求めていない。
一部の映画好きの人達が勝手に素養を求めてきただけだ。

作られたセットや美術に囲まれて芝居するのをやめて街に出よう!
照明機材のライトではなくて太陽の光の下で語ろう!
俳優の芝居の反対側で面白い事が起きてるならそっちにカメラを向けろ!
同じ空間だキャストが写ってなくてもいい!だって同じ空間じゃん!
もう芝居自体をやめよう、シナリオもやめよう!
楽しすぎるー!が原理原則だ!
映画?美?カメラ?構図?どうでもよくない?

作り手も観客も総ゴダールの時代だ。
グッバイ、ゴダール、ある意味ボンジュール、ゴダール!